PRADA(プラダ)のドライビングシューズをお預りしました。 ドライビングシューズの修理はお受けする機会が多く、「プラダ」以外にも「トッズ」「フェラガモ」「グッチ」などのブランドも可能なのでご安心してお任せください。「ドライビングシューズ」と言っても、ものによって作り方や構造は異なるので、修理方法はそれぞれに適した方法を考慮して作業を進めていきます。修理内容は「オールソール交換」で靴底を作り替えることになりました。
靴底が「加水分解の経年劣化」でオールソールさせていただく機会が多いですが、今回はそうではありません。
アッパーの外側が擦れています。 お客様の足は土踏まずのアーチが落ち気味で、歩くと靴の中で小指方向へ足が流れる傾向があります。
ドライビングシューズのアッパーは柔らかいのと、ソールが薄いので、アッパーが潰れて地面と擦ってしまっています。
今後、アッパーにダメージが加わらないようにオールソールさせていただきます。<after>
お客様は特にデザインのご希望、こだわりはなく、「見た目は変わってもいいから安心して履けるように」とのことでした。
使用したラバーソールはvibram♯1030です。ソールの厚みは元の高さを意識してオールソールさせていただきました。元の作りと変えて、アッパーとソールの間に「ウェルト」を取り付けています。
デザインは変わりますが、ウェルトを挟むことで出幅と厚みができ、アッパーが地面と接する心配はなく履いて頂けます。オールソールの方法は色々とあるので、お客様と仕上がりのイメージを共有して作業を進めることを心掛けています。お客様が諦めかけていても、修理、メンテナンスをすることで綺麗になるケースは多いと思います。
店頭での受付だけでなく郵送でも靴の修理をお受けしています。
ますはお気軽にご相談いただければと思います。
ありがとうございます。
vibram ♯1030ラバーオールソール交換 ¥10,800(税抜)
納期 1週間~2週間ほど