REDWING(レッドウィング)ベックマンの劣化した靴底をビブラム100ソールへカスタムオールソール交換修理

P1250714こんにちは東です。

REDWING(レッドウィング)のベックマンの修理をお持ち頂きました。

P1250715当店でお馴染みのベックマンの修理です。

ですが今回はいつもと少し違った内容で作業を進めさせていただきました。

P1250716カカトが大きく擦り減っており、

P1250717靴底を確認すると、

P1250718ソール前部のタンク型のウレタン素材が「加水分解」による経年劣化で割れています。

いつもの流れならこのウレタン部分を除去し、新しくラバーに交換&縫い直して修理をします。

P1250719よく状態を確認すると、ウレタンの下にあるレザーソールも屈曲部で割れている状態でした。

この状態だと、ウレタン部分だけでなく「オールソール交換」で靴底を全体作り替える修理方法になります。

ですが「グッドイヤーウェルト製法」で作られているベックマンは元を再現するソール交換だけでなく、別のソールに変更する「カスタム」もしやすい構造です。

お客様とご予算や、仕上がりのイメージなどをお話し、この度は「カスタム」することとなりました。

P1260010<after>

お客様はソールの凸凹な感じは残したいとの事で、お選び頂いたのはワークブーツ修理でお馴染みの「US ビブラム100ソール」です。

P1260013カカトの100ヒールと、

P1260011100ソールがセパレート(分別)しているタイプです。

P1260012100ソールを見慣れている方は不思議に感じたかもしれませんが、中心に白のペイントがあります。

こちらの100ソールは従来の100ソールと違い、柔らかくて屈曲性がある100ソールになります。

履いた感じもおそらく硬さを関いにくいと思います。

P1260014ミッドソールを新しくレザーのものに交換をし、「ダブルソール仕様」です。

白ステッチの「出し縫い」も新しくなります。

P1260016重厚感がある仕上がりでベックマンによく似合うと思います。

P1260017お客様にも大変喜んで頂けました。

P1260015コバ、ヒール周りはレッドウィングらしくあえて粗い目で削って仕上げています。

雰囲気がありますね。

P1260018ソールを「カスタム」する場合はお客様との仕上がりのイメージの共有が大切と思っています。

作業をするスタッフはイメージを頭で浮かべた上、お話しすることが多いですが、お客様は分かりにくいことも多いと思うので、お気軽にご相談いただければと思います。

P1260019ご来店の場合は「カスタム」をお受けしていますが、郵送の場合は過去に修理事例がないカスタムはお断りさせていただく場合もございます。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

US vibram#100ソール(黒)オールソール交換 ¥14,800(税抜)

レザーミッドソール交換 +¥2,500(税抜)

納期 2週間以内

Redwing(レッドウィング)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)