santoni(サントーニ)スエードシューズの濡れて割れてしまった革底をレザーオールソール交換修理

P1210300santoni(サントーニ)のスエードシューズをお預りしました。

P1210301お客様はご自宅に保管されて長く履かれていなかった模様ですが、この度はまた履きたいとの事で修理にお持ち頂きました。

P1210302内容は靴底のソール交換になります。

過去にもソール交換をされておりますが、珍しい状態でお持ち頂きました。

P1210303レザーソールが屈曲部で横に割れていました。

原因ははっきりは解りませんが、おそらく雨などで靴底が深く濡れてしまい、その後の自然乾燥でレザーの油分が完全に抜けきってしまってカサカサの状態なところを履いて割れてしまったのだと思います。

P1210304靴のアッパー(上部)は雨に強いスエード素材ですが、レザーソールは雨には向いていないので、靴が深く濡れてしまった場合はタオルなどで水気を拭き取ってから乾燥させるのをオススメします。

スムースレザーのアッパーと同じく、レザーソールにもたまにオイルを含ませることで革の柔軟性を保ちます。

P1210305ソールの割れは幸い足裏があたる「中底」には問題はありませんでした。

ソールの割れは戻せないので「オールソール交換」で靴底を新しく作り変えます。

P1210616<after>

レザーソールは縫い目が見える「オープンチャネル」で加工し、色を染めて仕上げています。

底付けはイタリア靴で多い「マッケイ製法」です。

P1210617カカトは耐久性重視でレザーではなくビブラム社のラバーを使用しました。

P1210615これで安心して履いて頂けますね。

P1210618お客様にも大変喜んで頂けました。

P1210619店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

丁寧に作業をさせていただくので安心してお任せください。

ありがとうございます。

 

Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)

納期 2週間以内

Santoni(サントーニ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)