santoni(サントーニ)ダブルモンクストラップの穴が開いた靴底をレザーオールソール交換修理

P1270215こんにちは東です。

今回で1900回目のブログ投稿になります。

これからもよろしくお願いします。

santoni(サントーニ)のダブルモンクストラップをお預りしました。

P1270216アッパーはカーフ&クロコダイル型押しの組み合わせです。

イタリアらしいアプローチですね。

P1270217靴底の修理でお持ち頂きました。

P1270218レザーソール中心部に穴が開いています。

この状態になれば「オールソール交換」で靴底を作り替える修理となります。

穴が開いた状態である程度履かれていた模様で、穴の中から見える「革の中底」にも擦れが見られます。

P1270219イギリスなどの「グッドイヤーウェルト製法」で作られている靴は、中底とソールの間に「中物」というコルクが入っています。

ですが今回の様にイタリアの「マッケイ製法」の靴はレザーソールに穴が開くと、足裏が直接触れる「中底」のパーツが見えるので、直接地面と擦れて負荷が掛かってしまいます。

なのでソールに穴が開いた場合はお早めにお持ち頂ければと思います。P1270220ソールのつま先部も薄くなっているので、アッパーが擦れやすくなっています。

P1270221しっかりと修理を進めさせていただきます。

P1270451 新しいレザーソールを取り付け後、「ヒドゥンチャネル」の加工途中です。

P1270452端から革を薄く起こし、掘った溝に「マッケイ縫い」で縫います。

この後、革を伏せるとレザーソール表面からは縫い目が見えないフォーマルな仕様になります。

P1270514<after>

レザーソールを染めて仕上げます。

P1270515カカト部分は元と同じようにイタリアのラスターを使用しました。

P1270513これで安心して履いて頂けますね。

P1270516つま先部の汚れはクリーナーで出来るだけ汚れを落とした後、P1270517クリームを使用して「靴磨き」で仕上げました。

P1270518店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)

Italy ラスター レザートップリフト +¥1,300(税抜)

ヒドゥンチャネル +¥2,000(税抜)

納期 2週間以内

Santoni(サントーニ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)