santoni(サントーニ)白のスエードローファーのクリーニング&カカトのヒーツアップ加工修理

P1160489 santoni(サントーニ)のスエードローファーをお預りしました。
P1160491 白系のスエードレザーは汚れが付着すると目立ちやすいということもあり、つま先を中心に見られる汚れが気になりお持ち頂きました。

P1160490今の暑い季節には特に活躍しそうなアイテムですね。

「クリーニング」で洗ってメンテナンスをさせていただきます。
P1160493 続いて靴底の修理です。

過去にまだ修理はされたことのない状態です。P1160494カカトのレザートップリフトが擦り減っているのに加え、お客様はレザートップリフトが滑るのが気になっておられました。

その場合は純正とは仕様が変わりますが、ラバー(ゴム)素材のトップリフトに交換させていただいています。

P1160492ヒールの低さも気になっておられたので「今より高くして欲しい」とご希望でした。

ローファーのヒールの高さは通常の紐靴より少し低く設計されて作られています。

既製靴のローファーは甲部分を紐で調整して履けるデザインではないので、ヒールに高さがあると歩行時に靴からカカトが浮きやすくなります。

今回のローファーは特にアッパーのカカト部分に「カウンター」と呼ばれる芯が入っていない構造なので、特にフィッティングの点で心配されます。

通常、ヒールの設計を元より高くするのはオススメしていませんが、リスクをお話しした上で、この度はお客様のご要望をお受けさせていただきました。

P1160563 元のレザートップリフトを剥がし、
P1160564 約5mm程の厚みの革を使用し、積み上げの高さを作ります。

P1160565 そのまま使用するとバランスを損なうので、
P1160566 地面とのバランスを考慮し、革を削って加工しました。
P1160568着色して仕上げると違和感はなく仕上がります。

ヒールの高さのみを上げるのは今回の5mm程が限界です。

P1160569 トップリフトは耐久性に優れたビブラムのラバーを使用しました。

これでカカト部分の滑りやすさも軽減しました。
P1160570 滑りにくさを更に高めるのであれば「ハーフラバー」でソール面を補強されるのも良いかと思います。
P1160571「クリーニング」でしっかり洗い、汚れも落ちています。
P1160572 これでまた活用して頂けますね。
P1160573店頭だけでなく郵送でも修理、メンテナンスをお受けしています。

丁寧に作業をさせていただくので安心してお任せください。

ありがとうございます。

 

靴クリーニング(短靴) ¥4,000(税抜)

ビブラム5350 ラバートップリフト交換 ¥2,500(税抜)

積み上げ1枚アップ(革) +¥1,500(税抜)

納期 1週間

Santoni(サントーニ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)