Sergio Rossi(セルジオロッシ)ブーツの剥がれた靴底をオールソール交換で作り変える修理方法

Sergio Rossi(セルジオロッシ)のレディースブーツをお持ちくださいました。 柔らかいレザーのレースアップブーツです。 靴底の修理のご依頼です。 ロッシ純正ソールになります。 アッパーの状態は良好ですが、 靴底の接着剤が劣化して剥がれている状態でした。

過去に「接着修理」をされたことがある模様ですが、また剥がれたとの事です。 確認するとソールの弾力性、ウェルトの素材など様々な点で、再度「接着」で修理をしてもまた剥がれてくる可能性が高い靴と判断をしました。 元々構造上、こうなりやすい靴という事もあり、これを機に「オールソール交換(靴底全体交換)」で靴底全体を作り変えることにしました。 今のソールの再利用は出来ないので、ブランドイメージを損ねないよう
出来るだけイメージが近いように修理をさせて頂きます。 <after>

オールソール交換の完成です。

仕上がりにお客様に大変喜んでいただけました。 使用したのはスポンジ素材の「ビブラム9107ソール」です。 一見重く見えますが、スポンジのため、とても軽量感がある仕様です。 元のウェルトを残し、その下に3mm厚の「ラバーミッドソール」を取り付けています。

靴本体とラバーミッドソールを「マッケイ縫い」で縫っているので、今後は靴底が剥がれる心配はございません。

その下にタンクソールを接着して加工をしています。 違和感はございません。 婦人靴はサイズが小さいので紳士靴のソール交換と比べ、修理で悩むことが多いですが、いい感じに仕上がって良かったです。
これで安心して履いていただけます。店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

・vibram ♯9107ソール オールソール交換 ¥11,800(税抜)

・vibram ラバーミッドソール(黒・3mm厚) +¥2,000(税抜)

納期 2週間ほど

Sergio Rossi(セルジオロッシ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)