TOD,S(トッズ)ドライビングシューズをハーフレザーソールなどで高級仕様に作り替える修理方法

P1360338こんにちは東です。

TOD,S(トッズ)のレディース・ドライビングシューズを目黒区よりお持ちいただきました。

P1360339当店はドライビングジューズの修理を過去に多くさせて頂いているので、お客様はHPをご覧いただき、修理をご希望されました。

過去に100足以上はソールの修理をしていますが、今回はいつもと違う仕様で加工をします。

P1360340靴底はお馴染みの凸凹ソールです。

P1360342この仕様はつま先部のアッパーが擦れるのでソールを取り付けます。

P1360341カカト部はウレタン素材が「加水分解」による経年劣化で割れているので作り変える必要があります。

いつもであれば靴底を「レザーソール」か「合成クレープソール」の2択で靴底を作りますが、お客様はこのソールとヒールがセパレートのデザインが気に入っておられました。

なので靴底全体にソールを付けるのではなく、イタリアの高級靴に見られる仕様に作り替えます。

P1360491元の凸凹をなくし、4mm厚のレザーソールをソール前部に取り付けました。

剥がれないように「マッケイ縫い」で靴本体と縫います。

P1360490ソールが出来ることでアッパーが地面と擦れるリスクが大きく軽減します。

P1360494そしてカカトもレザーで「積み上げ」、ヒールを作ります。

P1360493これで土台はしっかり出来たので、

P1360496レザーソールは「ハーフラバー」で補強し、

P1360497ヒールの上はビブラム社のラバートップリフトを取り付けました。

P1360501「TOD,S」の刻印が残った洒落た底付け方法です。

P1360495地面と触れる面はしっかりとラバーで補強されているので、擦り減り&滑る心配なく履いて頂けます。

P1360499レザーソールが付く事で元より「靴の返り(曲がり)」がなくなりますが、通常の靴仕様になるので気になる事はないと思います。

ドライビングジューズは運転用の靴として作られているので、今回の方法でソールを作り替えれば日常履きとしても活躍出来ます。

P1360498見た目にも

P1360500違和感はございません。

P1360503店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

Italy ハーフレザーソール(縫いあり) ¥8,500(税抜)

FILIPS ハーフラバー(レディース) ¥2,700(税抜)

積み上げ製作 ¥3,000(税抜)

vibram ♯5350 ラバートップリフト ¥2,500(税抜)

納期 2週間以内

Tod,s(トッズ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)