TOM BROWNE(トムブラウン)レザーソールからラバーソールのコマンドソールにカスタムオールソール交換

P1140654常連様よりTOM BROWNE(トムブラウン)をお預りしました。  P1140655お客様は靴だけでなく衣類もトムブラウンを大変ご愛用されています。

トムブラウンの靴だけでもたくさんお持ちなので、そのうちの1足をお客様のお好みの仕様に変更させていただく流れとなりました。

P1140657靴底は純正のレザーソールのダブルソール仕様になります。

P1140658トムブラウンのレザーソールと言えば、つま先の「ヴィンテージスティール」とカカトの「ヒールスティール」が印象的です。

こちらのヒールスティールは以前、交換させていただきました。

本来、ヒールスティールは滑って歩けるものではないので、元々付属しているトムブラウンやヴィンテージシューズ以外の取り付けはお断りしています。

お客様は同じレザーソールのものをお持ちなので、

P1140786 <after>

イギリスの「commando Sole(コマンドソール)」のラバーソールを使用して「オールソール交換」させていただきました。

P1140787 ワークブーツ用のタンク型ソールより凸凹が内に入り、その周りを「出し縫い」の縫いが入ります。

サイドから見ると凸凹が内に入っている分、強調されず比較的シンプルに見えるドレスシューズ向きのラバーソールです。

「グッドイヤーウェルト製法」で作られている靴は繰り返しオールソール交換を出来きる以外に、このように別のソールに交換しやすいのもメリットです。

P1140789カカトのトップリフトも同じくコマンドヒールになります。

P1140785レザーのカカト周りとはまた違った印象です。

P1140782元々使用されていたミッドソールは残して「ダブルソール」の仕様になります。

P1140783お客様にも喜んでいただけました。

P1140774せっかくなので「中敷き交換」もご希望で、使用されていた半敷きを剥がしました。

P1140776型紙を作ります。

P1140775お客様が入手された新しいブランドタグを使用し、

P1140777革から切り出した半敷に縫って取り付けました。

P1140773加えて、靴のフィッティングを緩く感じておられたので、コルクと革を使用してインソールを作りました。

P1140779半敷きと組み合わせて、

P1140781敷き直せば違和感なく仕上がります。

P1140790 オールソー交換は今回使用したコマンドソール以外にも別のラバーソールも扱っています。

まずはお気軽にご相談下さい。

ありがとうございます。

 

コマンドソール オールソール交換 ¥17,800(税抜)

中敷き交換(革半敷) ¥3,000(税抜)

ブランドタグ残し +¥1,500(税抜)

フィッティング調整(3mmコルク&革) ¥4,000(税抜)

納期 3週間

Thom Browne(トムブラウン)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)