VALENTINO(ヴァレンティノ)スタッズサンダルを中敷き~オールソール交換までフルメンテナンス修理

P1310875こんにちは東です。

VALENTINO(ヴァレンティノ)のスタッズサンダルを大阪より郵送でお預りしました。

ダメージが広範囲に見られたので、お客様が気になる箇所を全般修理させていただきました。

簡潔にご紹介致します。

P1310880靴底を確認すると、レザーソールのまま履かれており、

P1310881ソール中心部に穴が開いている状態でした。

この上から「ハーフラバー補強」はあまりに簡易的な修理になってしまうので、「オールソール交換」で靴底を作り替えさせていただきます。

ヒールの巻革、トップリフトは問題ない状態なので、そのまま使用します。

P1310876アッパー側を確認すると、中敷きが歪んでいました。

P1310877汚れも見られるので、新しい中敷きに交換をします。

P1310878中底に巻いてあるシルバーの革の状態も気にされておられました。

シルバーの革が剥げて指の跡が残っています。

足が触れる箇所は着色等は出来ないので、修理ではノータッチになるケースも多いですが、工夫をして目立たないように加工をします。

P1310879これからしっかりと履けるようにメンテナンスをさせていただきます。P1310976<after>

修理の完成です。

P1310980イタリア製のレザーソールを使用し、「オールソール交換」をしました。

P1310981パンプス用に3mm厚のレザーソールを加工して使用します。

元のようにシャープに上がるのでご安心ください。

P1310982今後はソールが擦り減らないように、今の時点で「ハーフラバー」でカバーしています。

耐久性、滑りにくさが飛躍的に向上しました。

P1310977アッパー部は用意したレザーで「中敷き交換」をしました。

見た目の印象が大きく変わります。P1310978その際、タグの汚れは極力落として移し替えます。

P1310979中底部のシルバーの革は上から似た色合いのシルバーの革を薄く加工して前部のみ巻いて貼った状態です。

革の厚み分、靴のサイズ感が少しタイトになるかもしれませんが、おそらく問題ない程度と思われます。

P1310983違和感はないと思います。

今回似た色の革があったので、綺麗に違和感なく加工が出来ましたが、特殊な色や素材の場合は修理が難しい場合も御座います。

P1310984修理をした感がなく生まれ変わりました。

P1310985店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

Italy レザーオールソール交換(ヒールパンプス・ソールのみ) ¥9,800(税抜)

FILIPS ハーフラバー(ベージュ) ¥2,700(税抜)

中敷き交換 ¥2,000(税抜)

ブランドタグ残し +¥1,000(税抜)

中底に革あて 今回は¥2,000(税抜)

納期 2週間程

Valentino(ヴァレンティノ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)