VERSACE(ベルサーチ)スニーカーのアッパーをカスタム修理

P1100861VERSACE(ベルサーチ)のメンズスニーカーをお預りしました。P1100862センターに付いているベルサーチの金具が印象的です。 P1100863お客様は購入し、数時間履くと「足が辛くて履けない」とこの度はご相談でご来店されましたP1100865靴の甲周りには強力なゴムが付いており、P1100864甲全体を締め付けるようにだいぶタイトに取り付けていました。P1100866それに加え、お客様はかなりの甲高の足でした。

足の甲部分には神経、血管が多くあります。

逃げ場がないように強い力で絞められていると、靴を履いたばかりの時は違和感なくても、時間が経つと血流も悪くなり足のしびれ、痛みを感じます。

甲ゴムの靴で足が痛いとご来店されるケースはよくあります。

靴の作りを見て、お客様と改善方法、デザインの変更点などを話し合い、修理をお受けさせて頂きました。P1100927<after>

修理が仕上がった状態です。P1100929お客様は甲高なので、靴紐で調整できる靴が良いと考え、アッパーに付いていたゴムを外し、靴紐が通るようにハトメの金具を取り付けました。

これで甲の圧迫は防げます。P1100930お客様はベルサーチの金具がお気に入りなので、モンクストラップのように革で覆うようにし、金具を取り付けました。P1100931スナップボタン式です。P1100932靴紐は隠れます。P1100933このような修理方法に正解はないと思いますが、一番大切なのは「靴を履けるようにすること」で次に「見た目」です。P1100934ブランドスニーカーの見た目も変わるので、お客様の承諾と、接客時にお客様に仕上がりのイメージを出来るだけ明確にお伝えするのも大切です。P1100935お客様にも大変喜んでいただけました。

これでまた快適に履いて頂けます。P1100936「ありがとうございます!」

今回の修理は¥15,000(税抜)で1ヶ月ほどお時間をいただきました。

Versace(ヴェルサーチ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)