walk Over ウォークオーバーをカスタムオールソール交換の修理

P1080605世田谷区にお住いの常連様よりwalk over(ウォークオーバー)をお持ち頂きました。

ウォークオーバーの修理は随分久しぶりで楽しく作業をさせていただきました。

靴からアメリカ感が伝わってきます。 P1080606 ウォークオーバーの特徴はアカチャ色のスポンジ素材のレンガソールになります。

P1080607グッドイヤーウェルト製法で作られており、ミッドソールに縫いをかけ、軽量感のあるスポンジソ-ルを接着で底付けして作られています。

ソールがそこまで擦り減ってるわけではありませんが、イメージを変えるため「オールソール交換」の修理でお持ち頂きました。P1080802店頭に展示してあるソールサンプルから使用するソールをお選び頂けます。

こちらは主にウォークオーバーの修理用に仕入れてあるレンガソールです。

同じくスポンジ素材なので、見た目、軽さを再現してオールソール出来ます。P1080803 カラーが似ていて、耐久性のあるラバー(ゴム)にしたい場合はイギリスのダイナイトソールがオススメです。

今回お客様とのお話で、このソールを使用すると靴の見た目は大きく変わらないとの事だったので、別のソールをお選びいただきました。P1080732同じダイナイトソールの茶色になります。

ラバーミッドソールをレザーミッドソールに交換して、革の風合いが残るように素上げ(着色なし)で仕上げています。P1080730ダブルソールなので重厚感のある仕様になりましたが、アメリカの靴にはよく似合うと思います。P1080731カジュアルシューズなので、ヒール周りもラバー素材とレザー素材の組み合わせが良い感じです。P1080729スエード素材の薄っすら汚れが気になっておられたので、「クリーニング」もさせていただきました。P1080733オールソール時に今回の様に違う仕様にカスタムオールソールすることも、面白い選択肢の一つと思います。

アメリカやイギリスの靴で多い「グッドイヤーウェルト製法」の靴は特にオールソール交換に適した構造でもあり、使用可能なソールが多いのがメリットです。

元のソールから素材や厚みが変わると、メリット、デメリットも出てきて歩行の感じも変わります。

お客様にはご説明した上でオールソール交換させていただくので、安心してご相談下さい。

ありがとうございます。

 

靴クリーニング(短靴) ¥4,000(税抜)

ダイナイトソール オールソール交換 ¥14,800(税抜)

レザーミッドソール交換 +¥2,500(税抜)

納期 2週間以内 

Walk Over(ウォークオーバー)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)