CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)をお預りしました。
お客様は海外勤務で働かれおり、日本に年回の帰国の際にはいつも靴修理でお越し頂いています。
お預りしたのは履き口の両サイドにゴムが入る「サイドエラスティックシューズ」になります。
こちらはゴムを表面にダイレクトに見せている構造ですが、個人的にも好きなデザインです。
この度は靴底面の修理でお持ち頂きました。
過去にオールソール交換をした痕跡が見られます。
擦り減ってきたカカトのレザートップリフトの交換と、
レザーソールのつま先部の補強をさせていただきます。
「ダヴテイル」のレザートップリフトは特にご指名がなければイタリア製のこちらを使用させていただいています。
積み上げの革との接着面が全体ラバー(ゴム)で、2層構造のタイプになります。
お客様は今回はこちらのイギリス製のダヴテイルをお選び頂きました。
イタリア製のものより価格も若干上がります。
イタリアのダヴテイルよりラバー部分の面積が小さいのが分かりやすい特徴と思います。
積み上げの革との接着面はレザー&ラバーになり、ラバー部分は1層構造になります。
アゴ(トップリフトの)ソールに近い横面にはラバーの層がなく、より高級仕様に修理されたい方には良いかもしれません。
<after>
取り付け後に黒く着色して仕上げました。
化粧(真鍮釘)も再現して打っています。
つま先は「lulu ヴィンテージスティール」で補強したのでソールの擦り減りの心配がなく履いて頂けます。
これで安心して履いて頂けます。
今回ご紹介した以外にも世界各国の修理資材がたくさんあるので、ご希望等お気軽に言っていただければと思います。
ありがとうございます。
イングランド ダヴテイル レザートップリフト交換 ¥6,000(税抜)
lulu ヴィンテージスティール ¥4,000(税抜)
納期 翌日~
Crockett&jones(クロケット&ジョーンズ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)