repetto(レペット)ヒールがあるバレエパンプスをヒールを低くカットして歩きやすいように加工する修理

 

P1180195 repetto(レペット)のエナメルバレエパンプスを神奈川県よりお持ち頂きました。
P1180196鮮やかな色合いの赤のエナメルですね。

こちらはヒールがあるタイプのパンプスになります。
P1180198まださほど履かれていない状態で、
P1180199 そのままの状態なのでレザーソール面を補強させていただきます。P1180197次にお客様はご購入されたものの「疲れて歩けない」との事で、最近は履かれていなかった模様です。

普段はヒール靴を履くことはないらしく、こちらの靴は色を気に入ってご購入された模様でヒールの高さにこだわりはないとおっしゃっておられました。
P1180200レペットの靴はバレエシューズなので通常のヒール靴とは作りが異なります。

足にストラップが付いてあるので押さえはありますが、カカト周りに「カウンター」と呼ばれる芯が入っておらず、歩くとカカト周りが固定されていないので不安定さを感じます。

P1180201 今回は少しでも安定感ある歩行と重心移動ができるようにヒールを低くすることをご提案させていただきました。

通常の靴ではソールの下に「シャンク」と呼ばれる鉄芯が入っており、靴のソール後ろ半分が曲がらないように作られていますが、このデザインのレペットはバレエシューズの構造で靴底が曲がりやすいようにシャンクが入っていません。

なので本来はパンプスのヒールを低く加工するのはオススメしていませんが、このレペットに関しては靴のバランスを損ねる心配がなく、負荷がなくヒールを低く出来ます。
P1180202 トップリフトを外し、ヒール部分を10mm低く削りました。
P1180203 そして新しいラバートップリフトを取り付けて完成です。
P118020410mm低くなると見た目の高さもだいぶ変わりますが、履いた感じも変わります。

歩行時にカカトにしっかり重心を掛けてから足が進みます。
P1180205これで安心して履いて頂けますね。
P1180206ソール面はレペットの返りの良さを損なわないように1mmの薄いハーフラバーを使用させていただきました。
P1180207レザーソールの擦り減りの心配がなく履いて頂けます。
P1180208店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

vibram 1mmハーフラバー補強 ¥2,700(税抜)

vibram ラバートップリフト交換 ¥2,000(税抜)

ヒールカット +¥700(税抜)

納期 翌日

Repetto(レペット)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)