santoni(サントーニ)穴が開いた靴底を出来るだけイメージが近いように再現するレザーオールソール交換修理

P1180209santoni(サントーニ)をお預りしました。
P1180211 靴底の修理になります。
P1180212 レザーソール中心部に穴が開いています。

この状態になると「オールソール交換」で靴底を全体作り変える修理になります。

穴が開いている中に見えるのは「中底」と言う足裏が直接触れている部分の革になります。

このままの状態で履かれると中底が地面と擦れてダメージが加わるので、最悪の場合は中底に穴が開いてしまいます。

なのでアウトソールのレザーソールが薄くなってきて今回の様に穴が開いた場合は出来るだけお早めにお持ち頂ければと思います。

P1180213こちらのサントーニの靴は「グッドイヤーウェルト製法」のイギリス靴と違い、イタリアらしいソールに厚みを出さず、コバの出幅も控えめなシャープな仕上がりの「マッケイ製法」で作られています。

「オールソール交換」で靴底を作り変える際は、サントーニのブランドイメージを損なわないように構造を理解した上で出来るだけ再現するように修理を進めさせていただきます。
P1180306<after>

レザーソールは「ヒドゥンチャネル」でマッケイ縫いの縫い目を見せないように加工しています。
P1180307レザートップリフトはラスターを使用しました。
P1180308レザーソールは着色して仕上げています。

純正は顔料が強いオレンジ色なので再現は難しいですが、さほど違和感なく仕上がったと思います。
P1180309ソール部分の厚み、
P1180310ヒールの高さなども再現するのでイメージを損ねることなく仕上がりました。
P1180311「カカトのトップリフトをラバーにする」「ソールに縫い目を見せる」「ハーフラバーを貼る」「ソールの色を変える」などご要望が御座いましたら言っていただければと思います。

店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

お気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)

Italy ラスターレザートップリフト +¥1,300(税抜)

ヒドゥンチャネル +¥2,000(税抜)

納期 2週間以内

Santoni(サントーニ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)