GEORGE COX(ジョージコックス)×FRED PERRY(スレッドペリー)のダブルネームシューズの剥がれた靴底を作り変えるオールソール交換修理

GEORGE COX(ジョージコックス)×FRED PERRY(スレッドペリー)のダブルネームのタッセルローファーシューズを千葉県より郵送でお預かりしました。

こちらはレディースになります。 靴のコンセプトが全く違うGEORGE COX(ジョージコックス)とFRED PERRY(スレッドペリー)の珍しいダブルネームですが、よく考えると両社ともイギリスのブランドという共通点がありました。 靴底の修理の御依頼です。 靴底はジョージコックスで使用されている「黒のクレープソール」です。

生ゴムの弾力性がある靴底です。 状態を確認すると両足ともつま先部を中心に大きく剥がれていました。
靴は接着剤のみで底付けされている「セメンテッド製法」になります。

靴底が縫われている訳ではないのでこのように大きく剥がれています。 ガラスレザーのアッパー&樹脂のウェルト&クレープソール。の組み合わせなので、素材同士の接着剤の着く相性がとても悪く、このようになってしまったのも納得の構造です。 この度は靴底を作り変える「オールソール交換」で修理をさせて頂きます。 ですが今の構造を再現するように修理をすると、早かれ遅かれまた今回の様に靴底が剥がれてきます。

なので少しだけ手を加えて靴底を作り直します。 それに加え、今のイメージを損なわないようにします。 元のクレープソールを剥がし、「黒のラバーミッドソール」を貼り、靴本体と「マッケイ縫い」で縫いました。 こうすることで靴のアッパー&ウェルト&ラバーミッドソールがしっかりと剥がれないように固定が出来ます。 土台がしっかりと出来たので、 靴底を取り付けて完成です。 同じく「黒のクレープソール」になります。 ラバーミッドソールとクレープソールの接着の仕様は悪くないので、簡単には剥がれないと思います。 元よりだいぶしっかりした構造になりましたが、3mm厚のラバーミッドソールが含まれた分、少し固くなるのでご了承お願い致します。
ですが見た目にも違和感がなく仕上がりました。 これで安心して履いていただけます。店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

2022年8月より価格改定になりました

・クレープソール(黒)オールソール交換 ¥13,800(税抜)

・vibram ラバーミッドソール(黒・3mm厚) +¥2,000(税抜)

納期 2週間ほど

GEORGE COX(ジョージコックス)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)