JALAN SRIWIJAYA(ジャランスリウァヤ)のメンズスニーカーをお持ちくださいました。
アッパーのデザインはスニーカーですが、靴の構造自体はウェルテッド製法なので、厳密にはスニーカーデザインの革靴のような靴になります。
靴底はイタリアのスポンジソールが使用されています。
ただ、スニーカーのように履きたいのに靴が固く、カカトが抜けるので靴底の張り替えをご希望されました。
靴が固い一番の原因は、トリッカーズのようにレザー素材のL字型「ストームウェルト」が使用されている点です。
「リウェルト(ウェルト交換)」で一般的なウェルトに交換する手もありますが、コストが掛かり過ぎるので、今回は今の「レザーミッドソール」を辞め、アウトソールも交換します。
ソールの形状等は変わっても問題ないとの事なので
お客様とお話をし
お好みの仕様に加工をさせて頂きます。
<after>
「オールソール交換」の完成です。
使用したのは「ビブラム2810ソール」です。
ガムライトという特殊素材で、軽量感、弾力性があるオススメソールです。
ミッドソールはラバーでは固くなるので「スポンジ」素材を使用し、ウェルトと縫い直しています。
普段、ミッドソールはレザーかラバーを使用するケースが大半ですが、今回のご依頼の、靴の曲がりを良くする改善が出来ないと意味がないのであえて使用をしました。
スポンジのミッドソールは再オールソール交換で靴を分解する際に裂ける可能性があるので、普段は使用しませんが今回のケースでは最適です。
以前よりだいぶ返りが良い(歩行時に靴が曲がる)ようになりました。
お客様にも大変喜んでいただけました。
これで安心して履いていただけます。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
ありがとうございます。
・vibram ♯2810 オールソール交換 ¥14,800(税抜)
・スポンジミッドソール +¥3,000(税抜)
納期 2~3週間程