JUTTA NEUMANN(ユッタニューマン)のレザーサンダル「シモーネ」をお持ちくださいました。
<before>の画像を撮り忘れたので作業の途中段階からのご紹介になります。
この度はアッパーの作り変えをします。
サンダルを分解し、アッパーの外した状態です。
アッパーは米ホーウィン社のラティーゴレザーが使用されています。
肉厚の1枚革でサンダルに使用されています。
サンダルの左右でシワの入り方、革の伸び具合が全く異なっているので、この度は作り変えをご希望されました。
ユッタニューマンでよく見られる状態です。
同じ革でも牛の使う部位によって革質は大きく異なります。
今回の様にシワが大きく入りフニャフニャな部分は、おそらくベリー(牛のお腹あたりの革)を使用された可能性が高いです。
アッパーの作り変えにあたってまずは型紙を作りました。
アッパーの作り変えでは元と同じラティーゴレザーの用意は現時点では出来ない状況です。
今まで代わりに同じくらいの肉厚の黒レザーを用意して作り変えていましたが、なかなか見つからないレザーなので今はもう在庫がない状況です。
なので今回は別の方法でアッパーを作り変えさせて頂きました。
<after>
お客様のご希望でスエードの黒レザーを使用してアッパーを作り変えました。
元のアッパーよりは厚みが薄いので、裏から「ライニング(裏革)」をあてて2層にして厚みを再現しています。
この仕様のユッタニューマンもあるので、違和感はありません。
元の1枚革のタイプより、2層にして縫う方がレザーが伸びないメリットがあります。
表に縫い糸が入る点はご了承お願い致します。
今回の様なスエードは毛足があるので縫い目はほぼ見えなくなります。
アッパーの作り変えでは、靴を分解するので「オールソール交換」もセットメニューになります。
アッパーの作り変えでは元と靴のサイズ感が変わるので、お客様に再度ご来店いただき、サイズ感をチェックする必要があります。
お客様のサイズ感に合わせてレザーを引っ張った後、釘で固定し直しました。
これでサンダルの上部は完成し、
靴底を取り付けて完成です。
元のように「ビリュケンソール」の使用も可能ですが、耐久性がある「ビブラム8327」をご選択されました。
最近はこちらのソールをお選びになる方が増えてきました。
見た目にも違和感はなく仕上がります。
アッパーの作り変えはライニング(裏革)を張り、縫い目が入っても宜しければ、他の色、質感のレザーでも作り変えは可能です。
店頭にあるレザーのストックからであればお選び頂けますが、特殊修理になるので、ご希望の場合はご予約いただければ嬉しく思います。
お客様にも大変喜んでいただけました。
これで気分新たに履いていただけます。
甲部分のアッパーの作り変えはサイズ感のチェックをするのが好ましいので、基本、郵送ではお受けしていない状況となります。
まずはお気軽にお問い合わせください。
ありがとうございます。
・vibram ♯8327 オールソール交換 ¥9,800(税抜)
・シモーネ アッパーの作り変え ¥6,000(税抜)
納期 2週間ほど