JUTTA NEUMANN(ユッタニューマン)のサンダルをお預かりしました。
お客様は当店の過去のブログをご覧いただき、都内遠方から修理をお持ち頂きました。
ありがとうございます。お客様は20年前にBEAMSで購入されて以来、ずっとご愛用されているサンダルとおっしゃっていました。
ユッタニューマンのサンダルが20年前には日本で取り扱いがあったとは知りませんでした。長年愛用されているのでアッパーが伸びています。ライニングの革は乾燥と屈曲で割れています。
お客様はこの状態が気になっており「アッパーを新しく作り替えて欲しい」とご相談でした。
サンダルの靴では少々大掛かりな内容の修理になりますが、しっかり修理させて頂きます。アッパーを作り替える場合は、ソールを剥がす必要があるので「オールソール交換」の修理も含まれます。サンダルをバラして型紙をとりました。アッパーに使用した革はオーダーの革見本からお選び頂いたイタリアのオイルドタンニンレザー「ARIZONA」です。
上下に縫いをかけて製作しています。元のサンダルと同じようにライニングの革もあります。真鍮釘で固定します。
違和感はございません。オリジナルと同様に「ビリュケンソール」を取り付けました。ユッタニューマン特有の「土踏まずのアーチ」もそのままの形状で修理出来るのでご安心ください。
アッパーとソールを交換する大きな修理ですが、見た目も綺麗になります。完成後にお客様に履いて頂き、見た目、履き心地共に大変喜んでいただけました。
今回は問題ありませんでしたが「アッパーの作り替え」はデメリットもあります。
使用する革の厚み、柔軟性、元のアッパーの状態などにより、新しく作り替えるとサンダルのフィット感が変わります。
「元より若干緩くなる~タイトなフィッティングになる」などサイズ感が上下する可能性もあるので、ご了承いただけた場合はお受けさせて頂きます。
ありがとうございます。
ビリュケンソール オールソール交換 ¥8,800(税抜)
サンダルのアッパーの作り替え 使用する革、サンダルのデザインによりますが¥10,000以内ほど
納期 2~3週間